ファミコンディスクシステムを修理する。
久しぶりにファミコンディスクシステムをやろうかと思い、電源入れたところ動きません。
ディスクシステムの不具合のほとんどが、中のゴム、バンドの劣化によるものであり、なおせるとのこと。
買い替える必要がなく、数も将来減るでしょうから、レトロゲーマーとしては、直してみました。
初めてやりましたが、1時間半ほどで出来ました。
使ったもの。
・プラスドライバ(先端マグネット付き、マグネットなしそれぞれ)
・モビロンバンドMB-9033TA-33G
・綿棒
まずは、裏向けて六つのネジをとります。
開けると中身はこんな感じです。
ネジは分からなくならないように、順番に右に置いて行きます。
次はここのネジを外していきます。
外し終わりました。ネジは右へ。
次は、ここの部分を抜きます。
抜けました。
これで、カバー部分を心臓部分が分かれます。カバー部分は戻し作業まで利用しませんので、遠くに置いておきました。
では、心臓部のネジを外していきます。
4つネジがありますが、右上のネジは種類が違うので覚えておきます。
外れました。緑の基盤が見えます。先ほどの右上のネジは違う種類なので
ネジを置く場所も別にします。(ここまでネジは4種類)
カバーを外すと心臓部分が見えます。
やはりゴムが切れていました。これが原因ですね。原因がゴム劣化とほぼ確定なので、逆に安心です。
なお、見る限り純正ゴムではなく、モビロンバンドのようです。前のオーナーがなおしていたのでしょうかね。。
緑基盤ネジを外す前に、ここの黒いコードを緩ませます。
緩ませていないと後の作業がやりにくくなります。
ここの部分。フックから黒いコードを外して、緑の基盤が動きやすくします。
では、緑基盤のネジを外していきます。
前部で4つありますが、画像の左上1種類(先述)、右下1種類、右上・左下1種類の
合計4個(3種類)になりますので、後で分からなくならないように、きちんと並べます。
外れました。ティッシュの右上1個1種類、2行目左端2個1種類、2行目2つめ1個1種類になります。(ここまでネジは6種類)
基盤をずらします(先述の黒いコードをフックから外しておかないと、うまくずらせません)
三角形のネジを外します。1種類3つです。
これでネジは全部です。(7種類・20個ですので、多くはなく大丈夫かと思います。)
この三角形をとるのですが、ちょっと外しにくいです。
三角形を引き抜きつつ、左にある白い歯車を上部に持っていきます。緑の基盤を剥がしておかないと、上手く出来ません。(下図)
三角形が外れたら、モビロンバンドをつけるのですが、ここが難しいです。
まずは、完成系の画像を確認された方がよいかと思いますので、完成系を載せます。
三角形を乗せる前のイメージです。モビロンバンドを先に付けると三角形が付けられないので、あくまでイメージです。
白い部分にモビロンバンドをかけます。
三角形をつけ、モビロンバンドをつけた完成系が以下のとおりです。
横から見た図①
横から見た図②
三角形をつけつつ、モビロンバンドをつける が難しいです。
人によってはやり方があるようですが、次の通りしましたが、画像では分かりにくいかもしれません。
三角形の穴が2つある部分のでっぱりに
このようにモビロンバンドをかけます。
真ん中の金色の穴をまたぐように、モビロンバンドが線路のように平行になるようにします。
裏返すと、こんな感じ。上部にバンドが1線見えます。
人差し指にモビロンバンドがかかります。
こうしつつ、三角形を元の位置に戻します。戻し方は外し方と逆の手順です。
歯車が上部に持って行き、三角をはめ込んで、左に来るようにします。
はめ込んだら、綿棒とかを使いつつ、先述の完成系になるようにやるのですが
難しいです。
画像でいうところの、指の爪側のバンドは金色のプーリーに、指の下側は白いまる(完成系図①②)にかけていきます。
うまくいくと下図になります。(再掲載)
モビロンバンドがかかったら、戻し作業になります。
が、緑の基盤が浮いた感じになり、上手くハマらないかもしれません。
裏返して、下図ドライバの先の黒いやつが原因と思いますので、ドライバ等で上手くずらしてください。
モビロンバンド替え、緑の基盤もきっちりハマりました。
ここまでくれば、戻し作業は難しくないと思います。
無事映りました!!
直したあとと、直すまえだと
ディスクシステム読み込み時の音が全然違います。
ゴムが切れてた時は、少しビビビビと読み込み時に音がしてましたので
そのような音がする場合は、ゴムが切れていると思われますね。。
所要時間は1時間半ほどでしたが、2回目だと1時間ぐらいでできそうです。
(覚えてたらですが・・・。)